16日、中山競馬場で2歳世代牡馬のチャンピオン決定戦・朝日杯フューチュリティS(2歳・GI・芝1600m)が行われ、好スタートを決めて道中は先頭に並びかける形での3番手を追走していた
M.デムーロ騎手騎乗の7番人気
ロゴタイプ(牡2、美浦・
田中剛厩舎)が4コーナーを手応えよく回って最後の直線へ。
坂下残り200mで単独先頭に躍り出ると、外から襲い掛かってきた単勝1.3倍、断然の1番人気で3戦無敗の
コディーノ(牡2、美浦・
藤沢和雄厩舎)と、ゴールまで長い追い比べを展開。
手応えでは外の
コディーノが抜き去るかに見えたが、鞍上デムーロのムチに応えて
ロゴタイプが最後まで抜かせることなく、クビ差先着して優勝した。勝ちタイムは1分33秒4(良)。
さらに2.1/2馬身差の3着には、中団追走から直線しっかりと脚を伸ばした3番人気
ゴットフリート(牡2、美浦・
斎藤誠厩舎)が入った。4着は5番人気
フラムドグロワール(牡2、美浦・
藤沢和雄厩舎)、5着は6番人気
ティーハーフ(牡2、栗東・西浦勝一厩舎)で確定。
なお、3戦3勝で挑んだ2番人気
エーシントップ(牡2、栗東・
西園正都厩舎)は失速し、8着に敗れた。
勝った
ロゴタイプは、
父ローエングリン、
母ステレオタイプ、
その父サンデーサイレンスという血統。夏の北海道シリーズの重賞・オープンで上位争いを続けて、
札幌2歳Sでは
コディーノを前に4着に敗退。そこから一息入れての前走
ベゴニア賞では
M.デムーロを迎えてレコード勝ちを披露。戦前、大半のファンが厳しいと見た
コディーノとの差を中山マイルの2歳チャンプ決定戦でものの見事に逆転してみせ、嬉しい嬉しいG1初勝利を果たした。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ロゴタイプ(牡2)
騎手:
M.デムーロ厩舎:美浦・
田中剛父:
ローエングリン母:
ステレオタイプ母父:
サンデーサイレンス馬主:吉田照哉
生産者:社台ファーム
通算成績:6戦3勝(重賞1勝)