22日、中山競馬場で行われた、暮れの名物ジャンプ競走・
中山大障害(3歳上、J.GI・障害4100m)は、レース序盤では先団争を見ながらの5.6番手に付けていた
熊沢重文騎手騎乗の3番人気
マーベラスカイザー(牡4、栗東・柴田政見厩舎)が、4コーナーで最終障害を飛越しながら先頭に立つと、その後も脚色衰えることなく押し切って、中団待機からゴール前で脚を伸ばした2番人気
バアゼルリバー(牡6、栗東・松田博資厩舎)に3馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは4分48秒8(稍重)。
さらに3/4馬身差の3着に、伸び脚今一つに終わった1番人気
マジェスティバイオ(牡5、美浦・
田中剛厩舎)が入った。なお、出走15頭は全馬無事にゴール板を駆け抜けている。
6番
ナリタシャトル(牡7、栗東・小野幸治厩舎)は競走除外。
勝った
マーベラスカイザーは、
父マーベラスサンデー、
母マーベラスウーマン、
その父Woodmanという血統。休み明けの前走では勝ちから0.8秒差の3着に敗れていたが、叩き2走目の大障害で見事な良化を披露して、嬉しい重賞初制覇。
騎乗していた
熊沢重文騎手は、過去に1991年
有馬記念など平地重賞を16勝、障害重賞11勝を挙げている競馬界が誇る「二刀流ジョッキー」で、デビュー27年目44歳の冬。遂に悲願の
中山大障害制覇を達成した。
【勝ち馬プロフィール】
◆
マーベラスカイザー(牡4)
騎手:
熊沢重文厩舎:栗東・柴田政見
父:マーベラスサンデー母:マーベラスウーマン母父:Woodman馬主:笹原貞生
生産者:松田牧場
成績:19勝5勝(重賞1勝)