2日、札幌競馬場で行われた
札幌2歳S(G3・芝1800m)は、
四位洋文騎手騎乗の5番人気
ストーミーカフェ(牡2、美浦・小島太厩舎)が、好スタートから先頭に立つと4角で後続を引き離し、中団追走から追い込んだ1番人気
ダンツキッチョウに1/2馬身差をつけて逃げ切った。勝ちタイムは1分49秒9(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には最内を突いた7番人気
セイウンビバーチェが入った。2番人気に支持された
モエレフェニックスは、2番手追走も4角手前で後退し11着、3番人気
マイネルアドホックは9着に敗れた。
勝った
ストーミーカフェは、父が新種牡馬
アドマイヤベガ、
母グリーティングス(
その父Rainbow Quest)という血統で、祖母は94年コロネーションS(英G1)を制したキッシングカズン
Kissing Cousin(牝13、
父デインヒル)になる。7月11日のデビュー戦(函館・芝1200m)では、のちに
函館2歳S(G3)で2着に入った
ディープサマーから大差の2着に敗れるも、8月21日の未勝利戦(札幌・芝1500m)では2着に2.1/2馬身差をつけて快勝していた。重賞初制覇で通算成績は3戦2勝。
アドマイヤベガ産駒は重賞初制覇で、
アンブロワーズ(牝2、美浦・小島太厩舎、
父フレンチデピュティ)が制した
函館2歳S(G3)、
コスモヴァレンチ(牝2、栗東・加用正厩舎、
父マイネルラヴ)が制した
小倉2歳S(G3)に続き、今年行われた2歳S・4レース中、3レースを新種牡馬産駒が制したことになる。
鞍上の
四位洋文騎手は、
トップオブワールドで制した
ユニコーンS(G3)に続き、今年
JRA重賞4勝目で、通算では41勝目。管理する小島太調教師は、02年
サクラプレジデントに続き、同レース2勝目。
JRA重賞は
アンブロワーズで制した
函館2歳Sに続き、今年3勝目で、通算では12勝目。