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札幌2歳S、ストーミーカフェ逃げ切り

  • 2004年10月02日(土) 15時34分
 2日、札幌競馬場で行われた札幌2歳S(G3・芝1800m)は、四位洋文騎手騎乗の5番人気ストーミーカフェ(牡2、美浦・小島太厩舎)が、好スタートから先頭に立つと4角で後続を引き離し、中団追走から追い込んだ1番人気ダンツキッチョウに1/2馬身差をつけて逃げ切った。勝ちタイムは1分49秒9(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には最内を突いた7番人気セイウンビバーチェが入った。2番人気に支持されたモエレフェニックスは、2番手追走も4角手前で後退し11着、3番人気マイネルアドホックは9着に敗れた。

 勝ったストーミーカフェは、父が新種牡馬アドマイヤベガ母グリーティングス(その父Rainbow Quest)という血統で、祖母は94年コロネーションS(英G1)を制したキッシングカズン Kissing Cousin(牝13、父デインヒル)になる。7月11日のデビュー戦(函館・芝1200m)では、のちに函館2歳S(G3)で2着に入ったディープサマーから大差の2着に敗れるも、8月21日の未勝利戦(札幌・芝1500m)では2着に2.1/2馬身差をつけて快勝していた。重賞初制覇で通算成績は3戦2勝。アドマイヤベガ産駒は重賞初制覇で、アンブロワーズ(牝2、美浦・小島太厩舎、父フレンチデピュティ)が制した函館2歳S(G3)、コスモヴァレンチ(牝2、栗東・加用正厩舎、父マイネルラヴ)が制した小倉2歳S(G3)に続き、今年行われた2歳S・4レース中、3レースを新種牡馬産駒が制したことになる。

 鞍上の四位洋文騎手は、トップオブワールドで制したユニコーンS(G3)に続き、今年JRA重賞4勝目で、通算では41勝目。管理する小島太調教師は、02年サクラプレジデントに続き、同レース2勝目。JRA重賞はアンブロワーズで制した函館2歳Sに続き、今年3勝目で、通算では12勝目。

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