2012年はやや期待外れの成績に終わった
トーセンレーヴ。名牝
ブエナビスタの弟としてデビュー前から注目を浴び続けてきた素質馬だが、GIII1勝では物足りなさは否めない。それでも音瀬助手は「
エプソムCあたりから体質が強くなり、調整がしやすくなりましたね」と体質強化を実感。前走後の初時計となる2週前追い切りは栗東坂路で4F58秒1-14秒2(馬なり)をマークし、24日も4F57秒6(馬なり)と気配は上々だ。「前走(
キャピタルS3着)後は短期放牧へ出し、状態はキープできていると思います。京都のマイルは勝ち鞍があるので、新年一発目を勝って勢いをつけたいですね」。2013年、陣営がこの馬にかける思いは相当に強い。
初めてのマイル参戦となる
エクスペディション。今夏の
小倉記念で1分57秒3の好時計を記録しており、距離は問題ないだろう。「今後はマイル路線を歩ませる予定。
新潟記念でも行きたがるところがあったし、距離はこなせると思う」と和田助手の表情にも不安の色は見られない。2週前追い切りは栗東坂路で4F56秒3-14秒1(強め)をマーク。重い馬場でラストはかかったが、順調に調整過程には好感が持てる。「放牧から帰ってきて、目つきが変わった気がする。本数も、ちょうど間に合うぐらいやれるでしょう」。2012年のリーディングジョッキーに輝いた浜中の手綱で、年始から好スタートを切る。
提供:デイリースポーツ