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【フェアリーS(GIII)】(中山)〜クラウンロゼ 無傷の2連勝で重賞初制覇

  • 2013年01月12日(土) 16時56分
中山11Rの第29回フェアリーステークス(GIII、3歳牝馬、芝1600m)は10番人気クラウンロゼ(三浦皇成騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分34秒7(良)。アタマ差2着に5番人気ウキヨノカゼ、さらにハナ差で3着に2番人気サンブルエミューズが入った。

クラウンロゼは美浦・天間昭一厩舎の3歳牝馬で、父ロサード母ヒシアスカ(母の父ヒシアケボノ)。通算成績は2戦2勝となった。

〜レース後のコメント〜
1着 クラウンロゼ(三浦騎手)
「根性がある馬で、差し返してくれました。ハナに行くことは想定外でしたが、センスがいい馬で、楽にハナに立てました。道中はリズム良く、2番手の馬からプレッシャーを掛けられることなくレースが出来ました。直線では一旦交わされても一生懸命だったので、闘志を損ねないように必死に追っていました。ゴール前はダメかなと思いましたが、引き上げた後、勝ったことが分かったので馬に感謝したいと思います。難しい馬ですが、スタッフが一生懸命仕上げてくれたので、これからも期待に応えたいです」

(天間昭一調教師)
「(差し返したことについては)すごくビックリしました。馬は根性があって、頑張り屋さんなところがあります。新馬戦を勝った時はまだ半信半疑でしたが、重賞でも走れる力はあると思っていました。(難しい馬という点については)今日はすごく落ち着いていたので、それがいい方向に行っていました。日頃は大人しく、何かあるとアッと反応するようなタイプの馬です。調教を積むたびに良くなっていました。新馬を勝ったばかりなので、相手関係は分からないですし、勝ちに行って力を見ようと思っていました。最終的に桜花賞を目指しますが、その間のローテーションはこれから考えます」

2着 ウキヨノカゼ(菊沢隆徳調教師)
「よく頑張ってくれました。思ったよりもセンス良く、好位につけて、予想以上に中山のコースをこなしてくれました。距離は延びても大丈夫だと思っていますし、この春が楽しみです」

3着 サンブルエミューズ(岩田騎手)
「どこからでもレースを出来る馬。気持ち早めに追い出しましたが、持っている一瞬の脚をどこで使うかですね」

4着 イリュミナンス(ルメール騎手)
「道中、他の馬を気にするように、集中出来ない面があります。最後、伸びてはいますが、エンジンが掛かるまでに時間の掛かるタイプ。もう少し距離があった方がいいと思います」

5着 スイートサルサ(田辺騎手)
「東京でモタれていたので右回りでどうかと思っていましたが、右回りの今日もモタれていました。走る馬ですから、その点が変われば、と思います」

6着 タプローム(マクドノー騎手)
「ゲートを出て、前につけられたことは良かったですが、集中力を欠くところがあります。いい脚を使いますが、もう少し距離があった方が、と思います」

7着 リメンバーメジロ(津村騎手)
「遅いペースでしたが、折り合いがつきました。1600mまでなら大丈夫、自己条件で、と思います」

8着同着 スズノネイロ(勝浦騎手)
「ゲートを出なかったこともありますが、こんな馬ではないのですが…。道中ペースが遅くても決め手勝負で十分と思っていましたが、伸びもいつもの感じではありませんでした」 

提供:ラジオNIKKEI

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