ばんえい十勝の今年度の最高峰レース「農林水産大臣賞典 第49回ばんえい記念」が行われた20日の帯広競馬場は、終日多くの観光客やファンらでにぎわいを見せた。同レースの売り上げは昨年(4291万5900円)を大きく超える5808万1400円に上り、市単独開催以降の最高額を記録した。
同日の来場者数は4767人で、昨年のばんえい記念開催日の4443人を約300人上回った。1日の売上額も昨年同日(1億3038万6800円)を大きく超える1億5476万8700円を記録。単独開催10年目の節目の年の終盤に、うれしい話題が盛りだくさんとなった。
3連休となった18〜20日に、同競馬場ではばんえい記念の関連イベントやブースを多数催し、来場するファンらを楽しませた。場内南側では食とレースを楽しめる「ばんえい記念ハウス」を初めて設置。来場者はハウス内のスクリーンでレース中継を楽しみながら十勝の味覚を味わった。
帯広競場内では優勝馬を予想する親など、家族でばんえい競馬を楽しむ姿も見られた
ばんえい記念が始まる20日午後5時15分前には、コース前広場やスタンドには大勢のファンが集合。レースの始まりとともに、ばん馬や騎手たちに大きな声援が送られ、今季の大一番の行く末を見守った。
市内から来場した脇條広基さん(23)と西井千瑳さん(21)は「レースを見るのは初めてだが、面白かった」と話していた。
同広報は「開催中は遠方からの来場者も多く確認することができた。全国のファンと一体になることのできた1日だった」と喜びの声で話していた。
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