「今の京都は内がいいし、枠順的にも出たなりでロスのない競馬を、と思っていた。最後もスペースがあれば迷わず行くつもりでした」と浜中は満足げな笑みを浮かべる。鞍上は
シンザン記念(
エーシントップ)に続いて早くも今年重賞2勝目。昨年のリーディングジョッキーが、追い風に乗って栄冠を勝ち取った。
昨年の
チューリップ賞で
ジェンティルドンナや
ジョワドヴィーヴルといったスターホースを打ち破った実力馬だ。脚元の不安で
桜花賞を回避、熱発で
ローズSを取消と肝心な時期に頓挫を繰り返していたが、5か月近くにも及ぶ栗東滞在を経て心身ともに大きく成長を遂げた。加藤和師は「放牧に出して、
阪神牝馬S(4月6日・阪神)を目指します。1か月ぐらい前に栗東に戻したい。その後は、
ヴィクトリアマイル(5月12日・東京)に行けたら」と今後のローテを発表。“庭”とも呼べる関西圏で、また自慢の切れ味を見せつけてくれそうだ。
提供:デイリースポーツ