27日、京都競馬場で
高松宮記念を見据えてのス
プリント重賞・
シルクロードS(4歳上・GIII・芝1200m)が行われ、道中は早めの3〜4番手のインコースを追走していた
松山弘平騎手騎乗の2番人気
ドリームバレンチノ(牡6、栗東・加用正厩舎)が持ったままで直線へ。残り100mで内から僅かに先頭集団から抜け出してくると、先に外から先頭に立ちかけた4番人気
ダッシャーゴーゴー(牡6、栗東・安田隆行厩舎)との競り合いをゴール前で制し、最後はハナ差だけ抜けきって優勝した。勝ちタイムは1分8秒6(良)。
さらにクビ差の3着に、道中は
ドリームバレンチノと並ぶような形で追走、ゴール前は上位2頭の間を割って迫った11番人気
メイショウデイム(牝6、栗東・佐山優厩舎)が入った。
なお、3番人気
サドンストーム(牡4、栗東・西浦勝一厩舎)は見せ場なく14着に敗退、1番人気
アイラブリリ(牝4、栗東・福島信晴厩舎)は先手を奪うも早々に脱落して15着にそれぞれ大敗している。
勝った
ドリームバレンチノは、
父ロージズインメイ、
母コスモヴァレンチ、
その父マイネルラヴという血統。今回は昨秋の
スプリンターズSで3着(9番人気)と強敵相手に大健闘して以来の休み明け。ハンデも58キロと条件が恵まれたものではなかったが、これまでの全8勝すべてで手綱を取っている鞍上
松山弘平騎手は冷静沈着なコンビプレーを披露。最後まで縺れた大きなハナ差を制して見せて、短距離王
ロードカナロアを下した函館SS以来の2度目の重賞勝ち。春の大一番にも繋がる通算9勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ドリームバレンチノ(牡6)
騎手:
松山弘平厩舎:栗東・加用正
父:ロージズインメイ母:コスモヴァレンチ母父:マイネルラヴ馬主:セゾンレースホース
生産者:ビッグレッドファーム
通算成績:26戦9勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2012年函館SS(GIII)