7日午前、JRAは2013年度のJRA騎手免許試験合格者を発表した。競馬学校の卒業生4名が合格。地方競馬所属の騎手からは、戸崎圭太騎手(32歳、大井・香取和孝厩舎)と、岡田祥嗣騎手(41歳、福山・弓削和彦厩舎)が合格。3月2日、3日の中山・阪神・小倉競馬から、それぞれ新たなスタートを切る。

　戸崎圭太騎手は、1998年4月に大井競馬でデビュー。地方競馬の怪物・フリオーソとのコンビで2008年・2010年帝王賞など交流GI・4勝を挙げたほか、6日までに地方競馬通算2315勝を挙げている、南関東競馬のNo.1ジョッキー。

　JRAにもスポット参戦で頻繁に騎乗しており、2011年の安田記念では、当時3歳馬のリアルインパクト(牡5、美浦・堀宣行厩舎)に騎乗してGI制覇を果たしたほか、2010年武蔵野S(グロリアスノア)、2012年ラジオNIKKEI賞(ファイナルフォーム)など重賞3勝、JRA通算79勝を挙げている。

　地方所属騎手として長らく在籍した大井での最終騎乗は、18日〜22日の開催。南関東競馬では、25日〜28日の川崎がラスト騎乗となる見込み。なお、JRA所属騎手としては、3月10日のフィリーズレビュー(阪神・GII)で、サウンドリアーナ(牝3、栗東・佐藤正雄厩舎)への騎乗が早くも予定されている。

　また、すでに廃止が決まっている福山競馬の岡田祥嗣騎手も合格。6日までに地方競馬通算1966勝を挙げている福山競馬を代表するジョッキー。

　なお、地方競馬からのJRA移籍は、安藤勝己元騎手、赤木高太郎元騎手、安藤光彰元騎手、岩田康誠騎手、内田博幸騎手、小牧太騎手、柴山雄一騎手、鷹野宏史元騎手に続き、計10人となる。

　2013年度・新規騎手免許試験合格者は、下記の6名

・岩崎翼(いわさき つばさ)
・城戸義政(きど よしまさ)
・原田敬伍(はらだ けいご)
・伴啓太(ばん けいた)
・岡田祥嗣(おかだ よしつぐ)※
・戸崎圭太(とさき けいた)※
※は地方競馬在籍騎手