帰初戦に向けて態勢は整った。
ジョワドヴィーヴルは栗東CWを単走。道中はじっくりと折り合い、直線で合図を送られると反応良くひと伸び。6F86秒7−39秒5−11秒8を計時した。福永は「使っていたころに比べるともの足りなさはあるが、イメージ通りの追い切りができた」と最終デモの内容に及第点。「競走馬なんで、飾っておくわけにはいかないから」と独特の言い回しで意欲をアピールした。
昨年の
桜花賞6着後に右後肢を骨折。10か月のブランクを余儀なくされたものの、肉体的にも精神的にも成長を遂げて戻ってきた。松田博師は「筋肉がついたし、気性もどっしりとしてきた。千六は忙しいから、長い距離の方がいいとは思う。やってみないと分からんが、楽しみは楽しみ」と期待をのぞかせた。史上最少キャリアで2歳女王となった逸材が、再び常識を覆す走りを見せつけるか。
提供:デイリースポーツ