10日、京都競馬場で伝統の重賞レース・
京都記念(4歳上・GII・芝2200m)が行われ、道中は中団の外目へ待機していた
武豊騎手騎乗の6番人気
トーセンラー(牡5、栗東・
藤原英昭厩舎)が4コーナーで外目から徐々に進出して前へと接近。直線へ向いては馬場の外目から一気に脚を伸ばしてくると、残り200mで逃げ込みを図る2番人気
ショウナンマイティ(牡5、栗東・
梅田智之厩舎)捕らえて差し切り、ゴール前で中団待機策からゴール前で脚を伸ばした3番人気
ベールドインパクト(牡4、栗東・
大久保龍志厩舎)に1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分12秒5(良)。
さらにクビ差の3着に
ショウナンマイティが粘り込んだ。差のない4着には、先行して粘った5番人気
ビートブラック(牡6、栗東・中村均厩舎)、1番人気
ジャスタウェイ(牡4、栗東・
須貝尚介厩舎)は伸び脚を欠いて5着。
なお、2011年の阪神JF勝ち馬、7番人気
ジョワドヴィーヴル(牝4、栗東・松田博資厩舎)は7着に敗れている。
勝った
トーセンラーは、
父ディープインパクト、
母プリンセスオリビア、
その父Lyciusという血統。昨夏の
新潟記念(7着)以来久々の実戦復帰は、2011年・3歳冬の
きさらぎ賞で
オルフェーヴルを完封した京都コースでも、実力馬が多数出走により6番人気。それでも、久々にコンビを組んだ
武豊騎手の手綱も冴えわたって、当時の末脚が蘇える鮮やかな差し切り勝ちを披露。鞍上にとっても、デビュー年以来27年連続の重賞勝ちとなった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
トーセンラー(牡5)
騎手:
武豊厩舎:栗東・
藤原英昭父:ディープインパクト母:プリンセスオリビア母父:Lycius馬主:島川隆哉
生産者:社台ファーム
通算成績:16戦3勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2011年
きさらぎ賞(GIII)