10日、東京競馬場でクラシックへ向けての登竜門レース、
共同通信杯(3歳・GIII・芝1800m)が行われ、いつもよりも早めの2番手を追走していた
横山典弘騎手騎乗の4番人気
メイケイペガスター(牡3、栗東・
木原一良厩舎)が絶好の手応えで4コーナーを回って最後の直線へ。残り400mでは早々に先頭に躍り出ると、あとは後続を一気に突き放し、先行集団の一角から連れて伸びてきた2番人気
ゴットフリート(牡3、美浦・
斎藤誠厩舎)に1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分46秒0(良)。
さらに1/2馬身差の3着に、2番手追走から粘り込んだ9番人気
マイネルストラーノ(牡3、美浦・
手塚貴久厩舎)が入った。その後遅れての4着が、直線大外を追い上げた1番人気
ラウンドワールド(牡3、栗東・松田博資厩舎)、5着にやや伸び脚を欠いた3番人気
マンボネフュー(牡3、美浦・
国枝栄厩舎)の順で確定。
勝った
メイケイペガスターは、
父フジキセキ、
母ストームホイッスル、
その父ブライアンズタイムという血統。9月19日の新馬戦(阪神・芝1600m)で圧巻の差し切り勝ちを決め、1番人気で迎えた2戦目のディリー杯2歳Sではまさかの11着に大敗。その後、3か月休んで年明け緒戦、
若駒Sでは最後方追走から伸びて3着。今回は新コンビとなる
横山典弘騎手が、折り合い面の不安など一掃する見事な先行策を披露して、春のクラシック本番へ向けても展望広がる嬉しい重賞初勝利。通算2勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
メイケイペガスター(牡3)
騎手:
横山典弘厩舎:栗東・
木原一良父:フジキセキ母:ストームホイッスル母父:ブライアンズタイム馬主:名古屋競馬
生産者:社台コーポレーション白老ファーム
通算成績:4戦2勝(重賞1勝)