16日、京都競馬場で行われた
デイリー杯2歳S(G2・芝1600m)は、
小牧太騎手騎乗の9番人気
ペールギュント(牡2、栗東・橋口弘次郎厩舎)が、道中最後方待機から直線大外に持ち出すと、好位追走から内を突いた3番人気
ライラプスを1馬身差し切り快勝した。勝ちタイムは1分34秒3(良)。さらにクビ差の3着には7番人気
シルクタイガーが入り、3連単は1,016,470円の
JRA重賞史上最高配当を記録した。1番人気に支持された
エイシンヴァイデンは、直線早めに先頭に立つも粘れずさらにハナ差の4着、2番人気
ショウナンパントルはさらにアタマ差の5着に敗れた。
勝った
ペールギュントは、
父サンデーサイレンス、母が94年
桜花賞(G1)2着の
ツィンクルブライド(
その父Lyphard)という血統で、半兄には
JRAで6勝を挙げた
フェリシタル(牡7、
父トニービン)がいる。7月11日のデビュー戦(阪神・芝1600m)では、1番人気に支持されるも
アドマイヤフジ(牡2、栗東・橋田満厩舎)の3着に敗退。続く2歳未勝利(小倉・芝1800m)で2着に2馬身差をつける快勝で初勝利を挙げていた。今回、約2ヶ月半ぶりの競馬で重賞初制覇を飾った。通算成績3戦2勝。本馬の勝利で、
サンデーサイレンス産駒は同レース初勝利となった。
鞍上の
小牧太騎手は、
ニホンピロサートで制した
プロキオンS(G3)、
ダイタクバートラムで制した
北九州記念(G3)に続き、
JRA重賞は今年3勝目。
JRA移籍前の園田競馬所属時代には、
ローズバドで01年
フィリーズレビュー(G2)、
ロサードで01年
小倉記念を制しており、
JRA重賞は通算5勝目。うち4勝が橋口弘次郎厩舎所属馬での勝利となる。管理する橋口弘次郎調教師は、
ツルマルボーイで制した
安田記念(G1)、
ハーツクライで制した
京都新聞杯(G2)、
ゴールデンキャストで制した
セントウルS(G3)などに続き、
JRA重賞は今年5勝目。通算では55勝目。