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デイリー杯2歳S、ペールギュント豪快に差し切り

  • 2004年10月16日(土) 15時50分
 16日、京都競馬場で行われたデイリー杯2歳S(G2・芝1600m)は、小牧太騎手騎乗の9番人気ペールギュント(牡2、栗東・橋口弘次郎厩舎)が、道中最後方待機から直線大外に持ち出すと、好位追走から内を突いた3番人気ライラプスを1馬身差し切り快勝した。勝ちタイムは1分34秒3(良)。さらにクビ差の3着には7番人気シルクタイガーが入り、3連単は1,016,470円のJRA重賞史上最高配当を記録した。1番人気に支持されたエイシンヴァイデンは、直線早めに先頭に立つも粘れずさらにハナ差の4着、2番人気ショウナンパントルはさらにアタマ差の5着に敗れた。

 勝ったペールギュントは、父サンデーサイレンス、母が94年桜花賞(G1)2着のツィンクルブライド(その父Lyphard)という血統で、半兄にはJRAで6勝を挙げたフェリシタル(牡7、父トニービン)がいる。7月11日のデビュー戦(阪神・芝1600m)では、1番人気に支持されるもアドマイヤフジ(牡2、栗東・橋田満厩舎)の3着に敗退。続く2歳未勝利(小倉・芝1800m)で2着に2馬身差をつける快勝で初勝利を挙げていた。今回、約2ヶ月半ぶりの競馬で重賞初制覇を飾った。通算成績3戦2勝。本馬の勝利で、サンデーサイレンス産駒は同レース初勝利となった。

 鞍上の小牧太騎手は、ニホンピロサートで制したプロキオンS(G3)、ダイタクバートラムで制した北九州記念(G3)に続き、JRA重賞は今年3勝目。JRA移籍前の園田競馬所属時代には、ローズバドで01年フィリーズレビュー(G2)、ロサードで01年小倉記念を制しており、JRA重賞は通算5勝目。うち4勝が橋口弘次郎厩舎所属馬での勝利となる。管理する橋口弘次郎調教師は、ツルマルボーイで制した安田記念(G1)、ハーツクライで制した京都新聞杯(G2)、ゴールデンキャストで制したセントウルS(G3)などに続き、JRA重賞は今年5勝目。通算では55勝目。

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