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秋華賞、スイープトウショウ初G1制覇

  • 2004年10月17日(日) 15時49分
 17日、京都競馬場で行われた秋華賞(G1・芝2000m)は、池添謙一騎手騎乗の2番人気スイープトウショウ(牝3、栗東・鶴留明雄厩舎)が、道中後方2番手追走から直線外に持ち出すと、中団待機から先に抜け出した5番人気ヤマニンシュクルを1/2馬身差し切り快勝した。勝ちタイムは1分58秒4(良)。さらに5馬身差の3着は10番人気ウイングレットが入り、3連単は249,510円の高配当になった。圧倒的1番人気(単勝170円)に支持されたダンスインザムードは、好位追走から3角過ぎで先に抜け出したが、直線粘れずさらにアタマ差の4着に敗れた。

 勝ったスイープトウショウは、父エンドスウィープ母タバサトウショウ(その父ダンシングブレーヴ)という血統で、祖母は90年エプソムC(G3)を制し、同年のマイルCS(G1)で3着に好走したサマンサトウショウ(父トウショウボーイ)、叔父には00年関屋記念(G3)3着のトウショウノア(牡9、父オールドヴィック)がいる。日本でのエンドスウィープ産駒には、03年JBCスプリント(交流G1)を制したサウスヴィグラス(牡8)がいるが、芝のG1制覇は同馬が初で、Mr.Prospector系産駒の秋華賞制覇も史上初となる。

 栗東・渡辺栄厩舎所属で03年10月のデビュー戦(京都・芝1400m)を飾ると、続くファンタジーS(G3)を制し重賞初制覇。阪神ジュベナイルF(G1)では1番人気に支持されたが、直線で前が壁になりヤマニンシュクルの5着に敗退。今年に入り紅梅S(OP)を制したが、渡辺栄調教師の定年・引退に伴い、1月23日付けで栗東・鶴留明雄厩舎に転厩。角田晃一騎手から池添謙一騎手にスイッチして迎えたチューリップ賞(G3)を制し、桜花賞(G1)では2番人気に支持されたが、ダンスインザムードの5着に敗退。続くオークス(G1)では4番人気ながらダイワエルシエーロの2着に好走していた。秋・初戦となった前走のローズS(G2)では、2番人気で3着に敗れたが、ここまで3戦3勝の京都競馬場でG1制覇となった。通算成績は9戦5勝。

 鞍上の池添謙一騎手は、02年桜花賞(アローキャリー)、03年スプリンターズS(デュランダル)、マイルCS(デュランダル)に続きJRAG1は4勝目。重賞は通算13勝目で、うち7勝が牝馬によるもの。管理する鶴留明雄調教師は、85年エリザベス女王杯(リワードウイング)、91年桜花賞(シスタートウショウ)、94年オークス(チョウカイキャロル)、95年日本ダービー(タヤスツヨシ)に続き、JRAG1は5勝目。重賞は通算23勝目。

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