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ナカヤマナイトの今後の路線について二ノ宮師は語らず/中山記念

  • 2013年02月25日(月) 12時00分
「第87回中山記念・GII」(芝1800m)は24日、中山11Rに15頭で争われ、好位を追走した2番人気のナカヤマナイトが得意舞台で激戦を制した。昨年同様に8番人気のシルポートが大逃げを打つ形。直線を向いて前とは差があったが、3番人気のダイワファルコン(2着)と連れて一気に強襲。最後は勢いの勝ったナカヤマナイトが首だけ前に出た。勝ちタイムは1分47秒3。3着はさらに鼻差でシルポートが粘った。なお、1番人気のタッチミーノットは、後方から追い上げたが、差し届かず4着に敗れた。

 大外8枠15番の影響もあり、外々の好位から展開。「馬の後ろに入りたかったけど、スタートを出たから。以前なら掛かっていた。うまく我慢ができたよ」と主戦の柴田善は、折り合い面の進境を口にした。5歳を迎えて前向き過ぎる気性が改善。道中で無駄なパワーを使わず、強烈なラストの末脚へとつなげた。

「本格化だね」と笑みを浮かべたのは二ノ宮師だ。始動戦に予定していたAJCCを脚部不安で回避し、再調整を余儀なくされた。中間はハードな攻めを敢行して、見事に仕上がった姿を披露。「きつかっただろうけど耐えてくれた。以前だったら歩様が硬くなっていた。これだけ調教をできなかったよ。うん、強くなった」と充実期を実感する。

 これで中山は重賞2勝を含めて7戦4勝、2着2回。抜群の相性を改めて証明したことにより、唯一の着外に終わった有馬記念(7着)の敗因も明確となった。この日の内容に合格点を与えた柴田善も「距離にはちょっと微妙なところがあるね」と、中距離を超える舞台に難色を示している。

 「次走はオーナーと話してから。春の目標は宝塚記念?それも分かりません」と路線については語らなかったトレーナー。今後の動向に注目が集まる。

提供:デイリースポーツ

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