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キングカメハメハ、屈腱炎発症

  • 2004年10月21日(木) 10時10分
 今年の日本ダービー(G1)を制したキングカメハメハ(牡3、栗東・松田国英厩舎)が、20日に競走馬診療所にてエコー検査を行った結果「右前浅屈腱炎」と診断され、長期休養を余儀なくされることとなった。松田国英調教師は「ファンをはじめ、いろいろな方々の夢をそいでしまい申し訳なく思っている。今後のことはオーナーと協議して決めたい。」と語っている。

 キングカメハメハは、父Kingmambo母マンファス(その父ラストタイクーン)という血統で、半兄に00年サンタアニタダービー(米G1)を制したザデピュティ The Deputy(牡7、父Petardia)がいる。

 03年11月のデビュー戦(京都・芝1800m)を飾ると、続くエリカ賞(2歳500万下)も快勝。京成杯(G3)こそ3着に敗れたものの、すみれ賞(OP)、毎日杯(G3)と連勝し臨んだNHKマイルC(G1)では中団待機から直線大外に持ち出すと、2着コスモサンビームに5馬身差をつけて圧勝。第1回の96年にタイキフォーチュンがマークした1分32秒6を0.1秒破るレースレコードで初G1制覇を飾る。史上初の変則2冠を目指した日本ダービーでは、マイネルマクロスが作った速いペースのなか、大外から一気に伸びて変則2冠を達成。勝ちタイムの2分23秒3(良)は、90年アイネスフウジン、99年アドマイヤベガが記録した2分25秒3のレコードタイムを2秒も短縮する快時計で、03年にダンツランニングが記録したコースレコードも0.3秒更新するもので、2戦続けてのレコード勝ち。その後、夏は休養し、迎えた秋初戦の神戸新聞杯(G2)では、後方待機から4角で外に持ち出すと、レースレコードとなる1分59秒0(良)で快勝しており、31日東京競馬場で行われる天皇賞・秋(G1)に向けて調整中だった。通算成績は8戦7勝。

 なお、今年の日本ダービー出走馬は、マイネルブルックがレース中に故障を発症し予後不良、12着のコスモサンビーム(牡3、栗東・佐々木晶三厩舎)、同14着のアドマイヤビッグ(牡3、栗東・橋田満厩舎)がともに骨折。8月に入って、同16着のマイネルマクロス(牡3、栗東・中村均厩舎)が、9月に入り同4着のキョウワスプレンダ(牡3、栗東・吉岡八郎厩舎)が共に屈腱炎を発症と相次いで故障に見舞われている。

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