先手を奪った4番人気の
インカンテーション(栗東・羽月)が鮮やかな逃げ切りを決めた。勝負どころで後続馬に一度は差を詰められたが、直線に向くと突き放す一方。他馬を置き去りにして迎えた余裕のゴールでは5馬身差をつけた。タイムは1分53秒0。2着は2番手を追走した1番人気の
モンシュシュ、さらに3馬身差で好位から運んだ2番人気の
フミノファルコンが入った。
「行く馬がいなかったのでハナへ行きましたが、強かった。瞬発力も兼ね備えていて、ダートだけという感じではありませんね」と大野は圧勝劇に目を丸くした。羽月師は「
ユニコーンS(6月16日・東京、ダート1600m)だと間があくので、芝も含めて考えます」と頬を緩めていた。
提供:デイリースポーツ