スマートフォン版へ

メイショウマンボはクラシックV狙い、順調/桜花賞

  • 2013年04月05日(金) 12時00分
 もはや強い調教は必要なかった。メイショウマンボの最終リハは、武幸を背に栗東坂路でメイショウユニオン(3歳未勝利)と併せ馬。闘志に火をつけないよう、併走馬との間は3頭分ほどのスペースを保ったまま。手綱は終始抑えていたが、弾むように駆け上がり、4F55秒5-40秒2-13秒1で併入した。

 1週前にしっかり負荷をかけてきているだけに、武幸は「きょうはそんなにやっていないが、先週も乗せてもらって、ここまで桜花賞に向けてやってきた。いい状態で臨めそう」と好感触。飯田祐師も「55秒を切らないようにとの指示。上手に乗ってくれましたね。順調に来ていると思う」と手応えを口にする。

 陣営の努力が、再びGIへの道を切り開いた。課題のゲート難もあり、阪神JFは10着。紅梅Sもゲートになかなか入らず、中で立ち上がったりと悪癖を見せた。レース後の2週間は思い切って調教を控え、ゲート練習のみにあてた。「一種の賭けだった」と飯田祐師も振り返るが、その後はこぶし賞フィリーズレビューを連勝。今回、(18)番枠からの発走になったが「内でごちゃつくのも嫌だったし、大外でもいい。最後に入れますし」と今村助手に不安はない。

 98年の桜花賞で7着の祖母・メイショウアヤメや母のメイショウモモカを管理した飯田明師も、ゆかりの血統で臨むGIに「うれしいね。アヤメは体が無かったが、この馬は骨格が大きいから」と力が入る。勝てば、自身にとって初のGI制覇。メイショウ勢にも初の牝馬クラシックVがかかるだけに、この一戦にかける思いは強い。

 主戦も同じ気持ちだ。「最初に携わっていた飯田(祐)先輩が調教師に合格され、桜花賞に向けて、と依頼された。その馬で出られるのはありがたい」と前を見据える。同じくトライアルを制したクロフネサプライズに騎乗する武豊との兄弟対決にも注目が集まるが「兄貴は何回も勝っているんで、今回は勝たせて」。こん身の騎乗で勝利へと導いてみせる。

提供:デイリースポーツ

いま読まれています

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す