13日、中山競馬場で
中山グランドジャンプ(4歳上・JGI・4250m)が行われ、道中は先行集団を見る形で障害をクリアしていたR.ウォルシュ騎手騎乗の8番人気ブラックステアマウンテン(セン8、愛・W.マリンズ厩舎)が、3〜4コーナーで先頭を走る3番人気
シゲルジュウヤク(牡5、栗東・西橋豊治厩舎)に一完歩毎に差を詰めると、直線に向いて最終障害を飛越しながら先頭に立ち、ゴールまでその脚衰えずに後続を振り切り、2着以下に1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは4分50秒5(良)。
2着には、ゴール前で追い込んだ2番人気
リキアイクロフネ(牡6、美浦・
田中剛厩舎)が入り、さらに1.1/4馬身差の3着に
シゲルジュウヤクが入った。
なお、1番人気
バアゼルリバー(牡7、栗東・松田博資厩舎)は6着。また、2番
カピターノ(牡9、美浦・
粕谷昌央厩舎)、10番
ゴールデンガッツ(牡8、栗東・加用正厩舎)、11番
メルシーモンサン(牡8、栗東・武宏平厩舎)は、残念ながらレース途中で競走を中止している。
勝ったブラックステアマウンテンは、
父Imperial Ballet、
母Sixhills、
その父Sabrehillという血統で、アイルランドからグランドジャンプを目指して遠征してきた外国馬。日本での初戦となった、前走・
ペガサスジャンプSでは、勝ち馬
リキアイクロフネから3.7秒離された9着に敗れていたが、本番ではガラリ一変のレースを披露。このレース、2002年の
セントスティーヴン、2005年〜2007年で3連覇を果たした
カラジに次いで3頭目となる、外国調教馬によるVを決めた。
【勝ち馬プロフィール】
◆ブラックステアマウンテン(セン8)
騎手:R.ウォルシュ
厩舎:愛・W.マリンズ
父:
Imperial Ballet母:
Sixhills母父:
Sabrehill馬主:S.リッチー
生産者:MrsJ.M.Mullins
通算成績:30勝11勝