急降下した評価に反発する。GI初Vを狙う
アイムユアーズは
アユサン(
オークス出走予定)、
マイネルテンクウ(4歳500万下)とともに美浦Wへ登場。当初は
アユサンとの併せ馬を想定していたが、結果的には大きく前へ行って単走の形で、6F84秒1-38秒7-12秒8をマークした。
キビキビとした動きを確認し、手塚師は「仕上がり具合からも、もう単走でいいかなって」とうなずく。調教のさじ加減に抜かりはない。「ひと追いごとに調子が上向いてきて、前走時より出来は間違いなくいい」と、満面の笑みを浮かべた。
最内枠で迎えた今年の始動戦・
阪神牝馬Sは10着に大敗。発表は“良”でも雨の影響があった。「内側が悪くて、外が伸びる特殊な馬場状態。それに風も強くて、ウチの馬には条件が悪くどうしようもなかった」とトレーナーは振り返る。敗因がはっきりしているだけに、参考外の一戦と言っていいだろう。
ここまで重賞で3勝を挙げ、牝馬限定のGIでは(2)(3)(4)(6)着の好成績。ここ2戦で2桁着順に敗れているが、地力そのものは高い。「実績の割に今回は人気がないみたいだね。出来は完全に戻りつつあるし、この相手でも五分に戦える。東京のマイル戦は初めてだが、立ち回りのうまい馬で問題はない。今回は本当に楽しみだよ」とニヤリ。あと一歩で取り逃してきたGIの舞台で、復活のVを決めたいところだ。
提供:デイリースポーツ