11日、門別競馬場で行われた道営記念(ダート2000m、1着賞金1000万円)は、岡島玉一騎手騎乗の8番人気テイエムアラシ(牡6、北海道・大崎順司厩舎)が、好位追走から早めに抜け出し、追い込んできた3番人気バンブーボカとの叩き合いをハナ差制して優勝した。勝ちタイムは2分11秒8(稍重)。さらに5馬身差の3着には10番人気マンショウが入り、圧倒的1番人気(単勝160円)に支持されたスローンフォルは9着に敗れた。

　勝ったテイエムアラシは、父アラジ、母スイートノクターン(その父モガミ)という血統。01年にJRAでデビューするが勝ち星は挙げられず、03年から名古屋競馬に移籍する。名古屋競馬では4連勝を含む12勝を挙げ、今年8月に北海道競馬に移籍。前々走・北海道花き生産連合会特別で移籍後初勝利を挙げるが、前走・日高軽種馬農業協同組合特別では3着に敗れていた。通算成績47戦14勝。

　なお、今年のホッカイドウ競馬は同レースで終了となった。