19日、今年の
中山記念(G2)を制し、前走の
天皇賞・秋(G1)では14着に敗れていた
サクラプレジデント(牡4、美浦・小島太厩舎)が、左前浅屈腱炎を発症していることが判明した。現時点で最低9ヶ月以上の休養を要することから、現役を引退することになった。今後は種牡馬入りするが、繋養先など詳細は未定。
サクラプレジデントは、
父サンデーサイレンス、
母セダンフォーエバー(
その父マルゼンスキー)という血統。伯父に
サクラチヨノオー(
日本ダービー-G1)、
サクラホクトオー(朝日杯3歳S)、
サクラトウコウ(
七夕賞-G3)がいて、牝系は名門
スワンズウッドグローヴ系。02年8月のデビュー戦(札幌・芝1200m)を制すと、続く
札幌2歳S(G3)で重賞初制覇。
朝日杯FS(G1)2着で02年シーズンを終え、03年は
スプリングS(G2)2着から始動。
皐月賞、
日本ダービー(共にG1)では
ネオユニヴァースの2着、7着に敗れるも、
札幌記念(G2)を制し重賞2勝目を飾る。
菊花賞(G1)9着、
ジャパンC(G1)14着に敗れるも、今年初戦の
中山記念をレコード勝ちで制していた。前走の
天皇賞・秋(G1)14着後は、21日の
マイルCS(G1)に登録していたが、体調が整わず回避していた。通算成績12戦4勝(重賞3勝)。