16日、函館競馬場で2013年北海道シリーズ開幕を告げる重賞・
函館スプリントS(3歳上・GIII・芝1200m)が行われ、好スタートを決めて道中は2番手を追走した勝浦正樹騎手騎乗の6番人気
パドトロワ(牡6、栗東・
鮫島一歩厩舎)が、楽な手応えのまま最後の直線へと向いてくると、ゴール前で内ラチ一杯に逃げ込みを図る3番人気
フォーエバーマーク(牝5、美浦・
矢野英一厩舎)を捕らえて差し切り、連れて脚を伸ばして2着に浮上した5番人気
シュプリームギフト(牝5、栗東・
須貝尚介厩舎)にアタマ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分8秒5(良)。
さらに1/2馬身差の3着が、
フォーエバーマーク。その後、さらにハナ差の4着には猛然と追い込んだ7番人気
アドマイヤセプター(牝5、栗東・橋田満厩舎)、5着には4番人気
スギノエンデバー(牡5、栗東・
浅見秀一厩舎)が入って掲示板は確定。
なお、圧倒的な人気を集めた1番人気
ドリームバレンチノ(牡6、栗東・加用正厩舎)は中団待機策から早めの進出を図るも、直線での伸び脚を欠いて7着(
ビウイッチアスと同着)に敗れている。
勝った
パドトロワは、
父スウェプトオーヴァーボード、
母グランパドドゥ、
その父フジキセキという血統。2011年は
スプリンターズSで2着とし、そして昨夏には安藤勝己騎手とのコンビで
アイビスSD、
キーンランドCで印象深い2連勝を飾ったス
プリント界の「夏男」が、今年も北の大地で躍進をみせて3度目の重賞制覇を鮮やかに達成。通算では9勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
パドトロワ(牡6)
騎手:勝浦正樹
厩舎:栗東・
鮫島一歩父:スウェプトオーヴァーボード母:グランパドドゥ母父:フジキセキ馬主:吉田照哉
生産者:社台ファーム
通算成績:26戦9勝(重賞3勝)
主な勝ち鞍:2012年
キーンランドC(GIII)