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パドトロワV、勝浦とのコンビ継続でサマー王者目指す/函館スプリントS

  • 2013年06月17日(月) 12時01分
 サマースプリントシリーズ第1戦「第20回函館スプリントS・GIII」(芝1200m)は16日、函館11Rに16頭立てで争われ、好スタートから2番手でレースを進めた6番人気のパドトロワ(栗東・鮫島)が、直線でもきっちり脚を使い、後続の追撃を退けゴール。昨年に続くサマースプリントシリーズ連覇へ好スタートを切った。勝ちタイムは1分8秒5。頭差の2着は5番人気のシュプリームギフト、さらに半馬身差の3着には逃げ込みを図った3番人気のフォーエバーマークが入った。なお、1番人気のドリームバレンチノは59キロの酷量がこたえたのか、伸びを欠き7着同着に敗れた。

「硬さがなく、スピードの乗り方が違った。“これなら”という手応えだったし思い切って行った。よくしのいでくれましたね」と勝浦は振り返る。自身は実に5年半ぶりの重賞V。「もう勝てないかと思ったけど。超久しぶりっす」と笑顔がはじけた。

 近2走の2桁着順から見事に一変。やはり暑い時季は走りが違う。函館スプリントSこそ一昨年6着、昨年4着と結果を残せていなかったが、重賞3勝はいずれも夏場だ。気温の上昇で歩様が柔らかみを増す。「太らせないよう、中間はどんどん歩かせた。それでも立派(前走比12キロプラスの536キロ)だったね。でも今後を考えればこれでいい」と鮫島師はさらなる良化を予告する。

 次走はともに連覇のかかるサマースプリントシリーズ第3戦・アイビスSD(7月28日・新潟、直線芝1000m)とサマースプリントシリーズ第5戦・キーンランドC(8月25日・函館、芝1200m)のいずれか。「難しい馬だから、今までアンカツさん(安藤勝己元騎手)がずっと乗っていたんだ。きょうは気を抜かせない、いいレースだった」とトレーナーはコンビ継続を明言した。北の大地で復活を遂げた人馬が、シリーズを盛り上げていく。

提供:デイリースポーツ

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