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2012年仏1000ギニーV、ディープ産駒のビューティーパーラーが引退

  • 2013年06月21日(金) 18時00分
 21日、イギリス産のディープインパクト産駒として2012年4月のグロット賞(仏・ロンシャン-GIII)で重賞初制覇、5月の仏1000ギニーV(ロンシャン・芝1600m)でGI初制覇を果たしたビューティーパーラー(牝4、英・H.セシル厩舎)が、今年の5月26日に行われたイスパーン賞(ロンシャン・GI・芝1850m)での6着を最後に現役を引退し、繁殖入りすることが明らかとなった。

 ビューティーパーラーは、2011年9月7日に仏・サンクルー競馬場の未出走戦(芝1600m・アレダムール賞)でデビュー戦を迎え、C.スミヨン騎手を背に8馬身差で圧勝。2戦目の一般戦(芝1600m・エスメラルダ賞)も後続に3.1/2馬身差をつけて勝利し、デビュー2連勝を果たした。

 2歳時は上記の2走以外を使われることなく、3歳の春へ。初戦のグロット賞(ロンシャン・GIII・芝1600m)では後続を4.1/2馬身差突き離す圧勝でデビュー3連勝を飾るとともに、これがディープインパクト産駒の記念すべき海外重賞初勝利となった。

 デビューから無傷の3連勝、しかもいずれも圧勝とあって、迎えた2012年5月13日の仏1000ギニーV(ロンシャン・GI・芝1600m)では1番人気に推され、レースでは後続に1馬身差をつけて見事に勝利。ディープインパクト産駒で初となる、海外GI勝ちを収めた。その後は、6月のフランスオークス(シャンティ・GI・芝2100m)に出走、5戦目で初黒星となる2着。敗れはしたが、直線に向いて早め先頭に立つ強い内容だった。

 その後は、14戦無敗(GI・10勝)と無敵を誇ったフランケルなどを管理するH.セシル厩舎(※セシル調教師は、先日6月11日に亡くなっており、現在は夫人名義)へと電撃移籍。イギリスでは、サンチャリオットS(ニューマーケット・GI・牝・芝8F)に出走して欧州のマイル女王を目指したが7着。古馬になり、初出走となった今年の5月のイスパーン賞(ロンシャン・GI・芝1850m)では7頭立ての6着に敗れ、結果的にはこれが現役最後のレースになった。

【プロフィール】
ビューティーパーラー(牝4)
厩舎:英・H.セシル(レディーセシル)
父:ディープインパクト
母:バステット
母父:Giant's Causeway
馬主:Ecurie Wildenstein
生産者:Dayton Investments Ltd.
通算成績:7戦4勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2012年仏1000ギニー(GI)

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