北海道ノーザンホースパークで国内最高額のセリ市「セレクトセール2013」の1歳セリが開催された。今年はアベノミクス効果(?)が期待される中での開催だったが、最高価格馬については昨年の“アドマイヤキラメキの2011(父ディープインパクト)”に付けられた2億5000万円には及ばず、“シーズオールエルティッシュの2012”の1億8000万円が最高価格。しかし、1億円以上の馬については昨年の5頭に対して8頭出るなど、全体的には高値を記録していて、平均購買価格も昨年に比べると上昇した。
特にディープインパクト産駒については欠場した“ララアの2012”を除く上場された12頭が全て売却され、そのうち6頭が1億円超え。それ以外の馬も軒並み高値が付いており、正にディープインパクトの獲り合いが繰り広げられていた様相だ。最高価格となった“シーズオールエルティッシュの2012”は、アドマイヤの冠名でおなじみの近藤利一氏が落札。関節の柔軟性が高く、ディープインパクト産駒にしてはボリューム感のある馬体で、幅が薄く軽さで走る兄のアドマイヤオウジャとは違うタイプ。バネの良さが目立っていて、来年の活躍が楽しみだ。
注目されていたディープインパクト産駒の“スイープトウショウの2012”は...