27日、小倉競馬場で
小倉サマージャンプ(3歳上、J.GIII・障害3390m)が行われ、道中は軽快に2番手を追走していた
高田潤騎手騎乗の1番人気
オースミムーン(牡4、栗東・小野幸治厩舎)が、最終コーナーで先頭に立つと、直線に向いて最後の障害も無事にクリアしてそのまま押し切り、逃げて粘った2番人気
トウショウデザイア(牡7、栗東・
今野貞一厩舎)に3.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは3分45秒4(良)。
さらに2馬身差の3着に、ゴール前で内から追い込んだ6番人気
ドングラシアス(牡9、栗東・柴田政見厩舎)が入った。なお、3番人気
トウシンボルト(牡6、栗東・
浅見秀一厩舎)は6着に敗れている。
勝った
オースミムーンは、
父アドマイヤムーン、
母レディクライマー、その父リアルシヤダイという血統。昨年1月に当地の3歳新馬戦でデビューし、秋の500万まで11戦して平地未勝利のまま障害転向。2戦目で初勝利を挙げると、オープン入り後も2着を続けていたが、重賞初挑戦の今回は1番人気に応える勝利で嬉しい重賞ウィナーの仲間入りとなった。
また、騎乗していた
高田潤騎手は、一昨年の
ドングラシアス・昨年の
エムエスワールドに続いて今年も制して
小倉サマージャンプ3連覇。引き上げる際には、右手でムチを高々と掲げて喜びをアピールした。
【勝ち馬プロフィール】
◆
オースミムーン(牡4)
騎手:
高田潤厩舎:栗東・小野幸治
父:アドマイヤムーン母:レディクライマー母父:リアルシヤダイ
馬主:
オースミ生産者:山際辰夫
通算成績:16勝2勝(重賞1勝)