夏の小倉の名物レース、九州産馬の攻防を制したのは5番人気の
カシノタロン(牝、
父バゴ、栗東・梅内)だ。勝ちタイムは1分9秒8。道中は3番手をリズム良く追走し、国分優を背に楽な手応えで勝負どころをパス。直線半ばで後続を離して軽快に飛ばした
キングカメハメハ産駒の2番人気
コウエイプリンセス(6着)の脚色が鈍ると、一気にかわし去った。母はダートの短距離戦で活躍した
カシノエスケイプで、
マーベラスサンデー産駒の半兄
カシノランナウェイも昨年の九州産馬限定の新馬戦を制している。2馬身半差の2着は中団から脚を伸ばした8番人気の
カシノエーデルで“カシノ”勢のワンツー。さらに3/4馬身差の3着には4番人気の
テイエムボッケモンが入り、1番人気の
テイエムゲッタドンは4着に敗れた。
「スタートは出たが、物見をして行けなかった。でも、最後はよく伸びてくれました」と国分優は笑顔を見せた。「もっとふっくらしてほしいね。そうすれば、もっと走れるよ」と梅内師。小倉に滞在したまま、
フェニックス賞(8月10日・小倉、芝1200m)か、
ひまわり賞(8月24日・小倉、芝1200m)を目指す予定になっている。
提供:デイリースポーツ