11日、新潟競馬場で真夏のマイル重賞・
関屋記念(3歳上・GIII・芝1600m)が行われ、道中はややゆったりとした流れの単独2番手を追走していた
北村宏司騎手騎乗の4番人気
レッドスパーダ(牡7、美浦・
藤沢和雄厩舎)が、659mを誇る長い長い直線の入り口で早々と先頭に躍り出ると、ゴールまでその脚鈍ることなくそのまま粘り込んで、後方追走からゴール前一気の伸び脚で追い込んだ1番人気
ジャスタウェイ(牡4、栗東・
須貝尚介厩舎)に、最後は1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分32秒5(良)。
さらにハナ差遅れての3着に、内からじわじわと脚を使って上位争いへ浮上した3番人気
レオアクティブ(牡4、美浦・
杉浦宏昭厩舎)が入った。
なお、2番人気
ドナウブルー(牝5、栗東・石坂正厩舎)は粘れず態勢不利の4着、5着には直線半ばで見せ場を作った9番人気
ワイズリー(セン5、栗東・松元茂樹厩舎)が入って掲示板は確定した。また、8番人気
ナンシーシャイン(牝3、美浦・
岩戸孝樹厩舎)は4コーナーを回ったところで故障発生、競走を中止している。
勝った
レッドスパーダは、
父タイキシャトル、
母バービキャット、
その父Storm Catという血統。3年半前、4歳時の2010年の1月の
東京新聞杯(GIII)では、後のGI馬
エーシンフォワードらを下すなど、若いときから芝のマイル戦線を中心に活躍してきたが、その後は脚部不安などで順調に使えずに大半を休養に充てる日々。しかし、前走・パラダイスS(東京芝1400m)で久々の勝利を飾ると、真夏の新潟でもそのスピードを如何なく発揮し、完全復活を思わせる2度目の重賞制覇で通算6勝目を挙げた。
【勝ち馬プロフィール】
◆
レッドスパーダ(牡7)
騎手:
北村宏司厩舎:美浦・
藤沢和雄父:タイキシャトル母:バービキャット母父:Storm Cat馬主:東京ホースレーシング
生産者:
下河辺牧場
通算成績:20戦6勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2010年
東京新聞杯(GIII)