最近何かと話題を欠かさないオーストラリア競馬であるが、今度はC・ウィリアムズ騎手(40)がやらかした。
先日土曜日に行われたコーフィールド競馬場の開催において、負担重量超過による2000豪ドルの罰金を科せられた事件である。
第7レースP.B. Lawrence Stakes(芝1400m)、現在公表されている最新の「ロンジンワールドベストレースホースランキング」で5位タイのレーティング123、なんとあのHartnell(父オーソライズド Jカミングス厩舎)騎乗時での出来事である。
Hartnellはこの日、斤量59kgでレースに挑む予定であったが、ウィリアムズ騎手が誤って次のレースのSouchez 54kg(牡4 同じくゴドルフィンのJカミングス厩舎)で使用する軽いプロテクターを身に付けて馬場に出てしまったのだ。
返し馬の最中に違和感を覚えた彼はゲート裏で待機していた装蹄師に声を掛け、蹄鉄打ち直しに使う道具をブーツ内に忍ばせることでその場を凌ぐことになった。斤量不足で失格になるよりはマシという判断だろうか。
この絶妙な調整により、Hartnellは1kg重い負担60kgで競走する羽目になったもものの、結果的には道中好位より直線を鮮やかに抜け出し2馬身半の快勝。
この日、ロイヤルランドウィック競馬場で緒戦を迎えたWinx同様、1番人気に応えた勝利だった。
地元オーストラリアでC・ウィリアムズ騎手といえば常に準備を怠らないプロフェッショナルと通っているようで、このようなミスをした彼に対して意外な出来事と評する関係者も多い。
そして面白いのが、そんな真面目なウィリアムズ騎手でもまず最初に頭に浮かんだのがブーツを使っての帳尻を合わせだったということだ。
困ったときのブーツ頼み。どうやらこれは競馬界では世界共通言語のようだ。
※一部NGワード接触により削除となった為、書き換えの上、再掲致しました。
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