出遅れも何のその。急坂をパワフルに駆け上がった7番人気の
スウィフトカレント産駒サンダラス(栗東・千田)が、従来の記録(08年
ホッコータキオン)を0秒2更新する1分46秒6のレコードタイムで2連勝を決めた。発馬がひと息で最後方からのレースを進めたが、直線でのたたき合いに参戦。外から力強く伸びて、首差でケリをつけた。2着は好位のインを追走し、ラチ沿いを伸びた1番人気の
ウインフルブルーム。さらに半馬身差の3着は2番手から早めに先頭に立った関東馬の
マイネルメリエンダ(3番人気)だった。
メンバー最速の上がり33秒3の切れ味で突き抜けた内容に、松田は「すごくいい脚を使ってくれた」と感心しきり。年内は休養する見込みで、千田師は「距離は持ちそう。早いうちに勝てたので、クラシックへ向けてじっくりと調整したい。ゲートに課題があるので、まずは直そうと思います」と今後を見据えていた。
提供:デイリースポーツ