19日、阪神競馬場で行われた
阪神牝馬S(G2・芝1600m)は、
松永幹夫騎手騎乗の3番人気
ヘヴンリーロマンス(牝4、栗東・山本正司厩舎)が、道中中団から直線内を抜け出すと、好位追走の4番人気
メイショウバトラーに1馬身差を付け快勝した。勝ちタイムは1分34秒0(良)。さらにクビ差の3着には先行した2番人気
ダイワエルシエーロが入り、1番人気に支持された
オースミハルカはスタート直後から先頭に立つも直線半ばで失速し9着に敗れた。
勝った
ヘヴンリーロマンスは、
父サンデーサイレンス、
母ファーストアクト(
その父Sadler's Wells)という血統。全兄に現4勝、2着14回の
ルポルタージュ(セン6、栗東・山本正司厩舎)、半兄に若草S(OP)2着の
ミスタービッグベン(
父Reference Point)、伯父に
サウスアトランティック(
父Mill Reef、ブランドフォードS-英G2)、従兄に
サージュウェルズ(
父Sadler's Wells、
ステイヤーズS-G3)がいる。4日の前走・
ゴールデンホイップT(1600万下)からの連勝で、重賞初制覇となった。通算成績24戦6勝。
鞍上の
松永幹夫騎手、管理する山本正司調教師ともに同レース初制覇。
松永幹夫騎手は
ケイアイガードで制したラジオたんぱ賞(G3)に続き今年
JRA重賞4勝目で、通算50勝目(うちG1・5勝)。山本正司調教師は、
ブレイクタイムで制した03年
京成杯AH(G3)以来となる
JRA重賞通算22戦目(うちG1・1勝)。