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米移籍のフェスティバル、米G3制覇

  • 2004年12月21日(火) 11時00分
 現地時間20日、米ハリウッドパーク競馬場で行われたダリアH(3歳上牝、米G3・ダート8.5f)に、01年エーデルワイス賞北海道2歳優駿(ともに交流G3)勝ち馬フェスティバル(牝5、米・P.ギャラガー厩舎)が出走。D.ソレンソン騎手騎乗で最低人気(5頭立て)も、中団追走から早めに抜け出すと2着アーガネット Irgunetteに6馬身差を付けて圧勝した。勝ちタイムは1分42秒1(良)。

 勝ったフェスティバルは、父アサティス母ノースケープ(その父クラウンドプリンス)という血統のグランド牧場生産馬。美浦・伊藤圭三厩舎所属で、01年6月のデビュー戦(函館・ダート1000m)を快勝すると、500万→エーデルワイス賞北海道2歳優駿(ともに交流G3)を4連勝で制覇。その後は勝ち星に恵まれず、03年福島民報杯(OP)を最後に大井・寺田新太郎厩舎に移籍。大井移籍後も勝利できず、今年1月のウインタープリント(8着)を最後に米国へ移籍した。米移籍初戦となった9月のセネターケンマディH(米G3)では6着に敗れていたが、移籍2戦目で米初勝利を挙げるとともに、01年北海道2歳優駿以来、約3年ぶりの勝利を飾った。通算成績20戦5勝(JRA6戦2勝、地方12戦2勝)。

 日本産馬の海外重賞制覇は9頭目で、日本で所属歴のある馬では、ハクチカラ(59年ワシントンバースデーH)、フジヤマケンザン(95年香港国際C-香G2)、サンデーピクニック(99年クレオパトル賞-仏G3)、ステイゴールド(01年香港ヴァーズ-香G1、ドバイシーマクラシック-首G2)に続き史上5頭目で、米国重賞はハクチカラ以来45年ぶり。日本産馬の米国重賞制覇は、02年に米・N.ドライスデール厩舎所属でピーターパンS(米G2)を制したサンデーブレイク Sunday Break(牡5、父フォーティナイナー)以来3頭目になる。

 なお、同レースは安全性確保のため、芝からダートに、同様にG2→G3に変更となっていた。過去の勝ち馬には、コイントス(牡6、美浦・藤沢和雄厩舎)の母親レトス(父Egg Toss、亜1000ギニー-亜G1)がいる。

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