時計の数字以上に、ひときわ伸びが目立った。
ダノンバラードは栗東坂路で
オーシャンブルー(5歳オープン)と併せ馬。徐々にピッチを上げながら、GO
サインが入ると、アッという間に置き去りにして1馬身先着を決めた。4F53秒6-39秒3-12秒1。池江師は「先週は右にもたれていくのがきつかったと聞いたけれど、今週はましな方だったね。動きも良かったし、息の入りも良かったね」と納得していた。
宝塚記念では
ジェンティルドンナの追撃をしのいで2着に入ったように、先行力にも安定感が出てきた。指揮官も「
スタイルが確立できてきた」と、完成の域に近づいていると考えている。今春に
AJCCを制した中山2200m戦で迎える秋始動戦。得意の舞台で結果を出して、古馬戦線の主役の一角に名前を連ねる。
提供:デイリースポーツ