スマートフォン版へ

「カッチー」田中勝春騎手がJRA通算1600勝達成!

  • 2013年09月21日(土) 16時50分
 21日、中山競馬場で行われた8R・3歳上500万(芝2000m)で、3番人気ライズトゥフェイム(牡3、美浦・加藤征弘厩舎)が、直線に向いて鋭く伸びて優勝。騎乗していた田中勝春騎手(42歳、美浦・フリー)は、1989年3月4日のデビューから25年目で史上11人目、現役では7人目となるJRA通算1600勝を達成した。同騎手は、この日の1レースで勝利を挙げ、メモリアルの勝利まであと1勝としていた。

 田中勝春騎手はファンや関係者から「カッチー」の愛称で親しまれ、GI勝ちはヤマニンゼファーで制した1992年の安田記念と、ヴィクトリーとのコンビで自身15年ぶりのGI制覇を飾った2007年皐月賞の2勝。その他、「GIIコレクター」バランスオブゲームとの名コンビで重賞6勝を挙げている。

 レース後、記念のお立ち台に登場した田中勝春騎手は、「(この日2勝目で)スムーズに達成できたのでよかったと思います。今日は朝の1レースで勝つことができ、魅力ある馬にもたくさん乗せて頂いてましたので、早いところ決めたかったです。区切りの勝利は意識していましたので、ゴールの瞬間は『達成できてよかったな』と。(デビュー時から振り返ってみて?)いい馬にたくさん乗せて頂いていたので、それを思うと少し遅かったので不満はありますが、それが自分の足りないところだとも考えています。僕じゃなかったら、もっと勝てたかも知れません(笑)」と、終始謙遜しながらも『カッチースマイル』全開で笑い飛ばした。

 また、東京で活躍するイメージに反し、(1000勝、1500勝など)中山で区切りの勝利が続いていることに関しては、「中山が好きなんです、ただそれだけ。あはは。この後もたくさん買ってください」と、詰めかけたファンに向けてアピール。

 今後に向けての目標を問われると、「先週のセントライト記念では、ダービーフィズで2着に入り、菊花賞の権利を取れました。菊花賞では勝ちたいな、いい競馬をしたいなと思っています」と力強く話した。

田中勝春騎手プロフィール】
1971年2月25日生まれ(42歳、美浦・フリー)
初騎乗:1989年3月4日
初勝利:1989年10月21日

【主な重賞勝ち鞍】
1992年安田記念(GI) ヤマニンゼファー
2002年弥生賞(GII) バランスオブゲーム
2002年セントライト記念(GII) バランスオブゲーム
2003年毎日王冠(GII) バランスオブゲーム
2005年中山記念(GII) バランスオブゲーム
2006年中山記念(GII) バランスオブゲーム
2006年オールカマー(GII) バランスオブゲーム
2007年皐月賞(GI) ヴィクトリー
2007年シンガポールアラインズインターナショナルカップ(星G1)シャドウゲイト
2013年ファルコンS(GIII) インパルスヒーロー

いま読まれています

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す