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祖母はオークス馬、休み明けヴェルデグリーンが混戦に断/オールカマー

  • 2013年09月22日(日) 19時32分
 22日、中山競馬場で天皇賞・秋を見据える戦い、オールカマー(3歳上・GII・芝2200m)が行われ、レース序盤は後方2番手で脚を溜めた田辺裕信騎手騎乗の9番人気ヴェルデグリーン(牡5、美浦・相沢郁厩舎)が、外回りの大きな3〜4コーナーで徐々に先団へ取り付くと、5番手追走からゴール前で先頭に立った2番人気メイショウナルト(セン5、栗東・武田博厩舎)を外から一気の伸び脚で捕らえて差し切り、最後はクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分12秒0(良)。

 さらにクビ差の3着に、好位追走から早目先頭に立つも最後は力尽きた1番人気ダノンバラード(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)が入った。なお、以下も接戦となったが5番人気サトノアポロ(牡5、美浦・国枝栄厩舎)が4着、7番人気アスカクリチャン(牡6、栗東・須貝尚介厩舎)が5着に続いて掲示板は確定した。なお、3番人気ムスカテール(牡5、栗東・友道康夫厩舎)は、良いところなく9着に敗れている。

 勝ったヴェルデグリーンは、父ジャングルポケット母レディーダービーその父スペシャルウィークで、祖母は1999年のオークスウメノファイバーという血統。2010年12月のデビューから、5歳を迎えた今年の1月の500万(中山芝2000m)でようやくの3勝目を挙げると、その後は1000万・1600万と3連勝で渋い良血が素質開花の兆しを見せていたが、前走・新潟大賞典では10着。ここは、以来の休み明けで人気の盲点といった形も、ゴール前で接戦を繰り広げた「重賞ウィナー」たちを最後の最後でまとめて捕らえ、通算18戦目で嬉しい重賞初勝利。鞍上の田辺裕信騎手も渾身のガッツポーズで喜びをアピールした。

【勝ち馬プロフィール】
ヴェルデグリーン(牡5)
騎手:田辺裕信
厩舎:美浦・相沢郁
父:ジャングルポケット
母:レディーダービー
母父:スペシャルウィーク
馬主:斎藤光政
生産者:斉藤安行
通算成績:18勝6勝(重賞1勝)

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