24日、降雪のため今年1月に行われた
中山大障害、今年4月の
中山グランドJ(共にJG1)を制した
ブランディス(セン7、美浦・藤原辰雄厩舎)が、現役を引退することが発表された。今後は苫小牧市のノーザンホースパークで功労馬として余生を送る。
ブランディスは、
父サクラバクシンオー、母が92年
クイーンS(G3)3着の
メゾンブランシュ(
その父Alleged)という血統で、叔母に95年阪神3歳牝馬S(G1)4着の
エイシンビーナス(牝11、
父サンデーサイレンス)がいる。99年8月に初勝利(札幌・芝1800m)を挙げ、翌年には
弥生賞(G2)などに出走(9着)したが、平地では3勝の成績で03年から障害に転向。転向2戦目に初勝利を挙げると、障害7戦4勝の成績で迎えた初G1・03年
中山大障害では、
ビッグテースト、
ウインマーベラスなどを抑えG1初勝利を飾ると共に、馬主であるサンデーレーシングにも初の
JRA・G1をもたらした。続く
中山グランドJでJG1連勝を達成するも、右前脚繋靱帯炎を発症し休養入り。復帰までに時間がかかることなどから、関係者で協議の上、引退することになった。通算36戦9勝(うち障害9戦6勝)。