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ラジオたんぱ杯2歳S、ヴァーミリアン快勝

  • 2004年12月25日(土) 15時47分
 25日、阪神競馬場で行われたラジオたんぱ杯2歳S(G3・芝2000m)は、武豊騎手騎乗の2番人気ヴァーミリアン(牡2、栗東・石坂正厩舎)が、道中2番手追走から先に抜け出すと、好位追走から追い込んだ圧倒的1番人気(単勝170円)ローゼンクロイツを1馬身抑え快勝した。勝ちタイムは2分03秒5(良)。さらに1/2馬身差の3着には外から追い込んだ3番人気アドマイヤジャパンが入り、3連複は380円の堅い決着となった。

 勝ったヴァーミリアンは、父エルコンドルパサー母スカーレットレディ(その父サンデーサイレンス)という血統で、半兄に現5勝のサカラート(牡4、栗東・石坂正厩舎、父アフリート)がいる。近親には今年の皐月賞(G1)馬ダイワメジャー(牡3、美浦・上原博之厩舎父サンデーサイレンス)や、ダイワルージュ(父サンデーサイレンス、新潟3歳S-G3)、スカーレットブーケ(父ノーザンテースト、札幌3歳S-G3)などがいる活気ある牝系出身。10月のデビュー戦(京都・芝1800m)を快勝すると、萩S、京都2歳S(共にOP)では2着に惜敗していた。通算成績4戦2勝。デビュー2年目のエルコンドルパサー産駒は、同馬の勝利で重賞初制覇となった。

 鞍上の武豊騎手は、89年レガシーワイス、98年アドマイヤベガに続き、前身のラジオたんぱ杯3歳牝馬Sを含め、同レース3勝目。JRA重賞は、タイムパラドックスで制したジャパンCダート(G1)に続き今年17勝目。通算では194勝目。管理する石坂正調教師は、サンライズペガサスで制した02年大阪杯(G2)以来の重賞制覇で、JRA重賞は通算6勝目。

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