6日の日本時間23時15分、フランス・ロンシャン競馬場で
凱旋門賞(3歳上・GI・芝2400m・1着賞金274万2720ユーロ)が行われ、2011年のクラシック3冠馬
オルフェーヴル(牡5、栗東・
池江泰寿厩舎)と、今年の
日本ダービー馬
キズナ(牡3、栗東・
佐々木晶三厩舎)が出走。
レースはC.スミヨン騎手騎乗の
オルフェーヴルが中団、
武豊騎手騎乗の
キズナがそれを見ながらレースを進める形。
フォルスストレートでトレヴ(牝3、仏・C.ヘッド厩舎)が外から動き、それを追いかけるように
キズナが動く。直線に入っていち早く抜け出したトレヴを、馬群を割るようにして伸びた
オルフェーヴルが追うも、差は広がる一方。結果、内から伸びてきたアンテロ(牡3、仏・A.ファーブル厩舎)との競り合いは制するも、昨年に続き2着での入線となった。直線はじめでは
オルフェーヴルと並ぶ形となった
キズナも伸びきることができず、アンテロに続く4着での入線となった。勝ちタイムは2分32秒04。
1969年
スピードシンボリの日本馬初挑戦から44年。今年こそは勝てると日本の競馬ファン・関係者が過去最大と言っていい期待を寄せたが、またも世界の厚い壁にはね返される結果となった。
【
佐々木晶三調教師のコメント】
折り合いはついていてベストポジションだった。
フォルスストレートで
オルフェーヴルを閉めた時はやったと思ったけど、その前にトレヴという強い馬がいた。全力を尽くした気持ちはあるけど…。
【日本馬プロフィール】
◆
オルフェーヴル(牡5)
騎手:C.スミヨン
厩舎:栗東・
池江泰寿父:ステイゴールド母:オリエンタルアート母父:メジロマックイーン馬主:サンデーレーシング
生産者:社台コーポレーション白老ファーム
通算成績:20戦11勝(海外4戦2勝、重賞10勝)
主な勝ち鞍:2011年
皐月賞(GI)、
日本ダービー(GI)、
菊花賞(GI)、
有馬記念(GI)、2012年
宝塚記念(GI)
◆
キズナ(牡3)
騎手:
武豊厩舎:栗東・
佐々木晶三父:ディープインパクト母:キャットクイル母父:Storm Cat馬主:前田晋二
生産者:ノースヒルズ
通算成績:9勝6勝(重賞4勝、海外2戦1勝)
主な勝ち鞍:2013年
日本ダービー(GI)