東京競馬記者クラブは、04年度の東京競馬記者クラブ賞を
藤沢和雄調教師(53、美浦)と、
コスモバルク(牡3、北海道・田部和則厩舎)とその関係者一同に贈ることを発表した。ダブル受賞は史上初で、
藤沢和雄調教師は95年、97年に続き、通算3度目の受賞となる。表彰式は、
中山金杯の行われる来年1月5日の昼休みに中山競馬場ウイナーズサークルで行われる。
同師は今年、通算60勝を挙げ、10年連続で全国リーディング(最多勝利・最多獲得賞金)に輝くと共に、
天皇賞・秋、
有馬記念と2つのG1で史上初の3連覇を達成。
ダンスインザムードで
桜花賞(G1)を制し、初のクラシック制覇を達成するなど、今年G1・4勝、重賞7勝を挙げている。
コスモバルクは今年、
弥生賞(G2)、
セントライト記念(G2)と
JRA重賞2勝。
皐月賞(G1)では2着、
日本ダービー(G1)では8着、
菊花賞(G1)では4着と、地方馬初のクラシック制覇は果たせなかったものの、
ジャパンC(G1)では2着に健闘するなど
中央競馬を大いに盛り上げた。