3日、04年
安田記念(G1)を制した
ツルマルボーイ(牡7、栗東・橋口弘次郎厩舎)が、現役を引退し種牡馬入りすることが明らかになった。今後は静内町
アロースタッドで繋養される。
ダンスインザダーク産駒としては初の種牡馬入りで、
サンデーサイレンスの孫では
ダイタクリーヴァ(牡8、
父フジキセキ)に続く種牡馬入りとなる。
ツルマルボーイは、
父ダンスインザダーク、母が94年朝日
チャレンジC(G3)を制した
ツルマルガール(
その父サッカーボーイ)という血統で、父・母ともに橋口弘次郎調教師の管理馬。半弟が03年
プロキオンS、
シリウスS(共にG3)2着などの実績馬
ツルマルファイター(牡6、栗東・橋口弘次郎厩舎、
父フォーティナイナー)、全妹が
ツルマルシスター(
野路菊S-OP)、半弟が現3戦2勝の
ツルマルフェロー(牡3、栗東・橋口弘次郎厩舎、
父バブルガムフェロー)で、伯父が
ツルマルガイセン(牡10、
父ヤマニンスキー、
中日新聞杯-G3)と、活躍馬が多数輩出されている一族になる。
00年7月のデビュー戦(小倉・芝1200m)を飾ると、その後は勝ち切れない競馬が続くが、02年
中京記念(G3)で重賞初制覇。02年
金鯱賞(G2)を勝つも、02年、03年
宝塚記念(G1)を連続2着、03年
天皇賞・秋(G1)2着と、G1戦線で勝ち切れないでいた。G1・8回目の挑戦となった昨年の
安田記念で悲願のG1制覇を飾り、
ザッツザプレンティ(03年
菊花賞-G1)に続き
ダンスインザダーク2頭目のG1馬に。04年秋は、休み明けの
天皇賞・秋で4着、現役最後のレースとなった
有馬記念(G1)では8着に敗れた。通算成績32戦7勝(重賞3勝)。