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エピファネイア福永騎手「追い切りは完璧」 /菊花賞共同会見速報

  • 2013年10月17日(木) 18時30分
エピファネイア福永祐一騎手

「今朝の追い切りは単走でいきました。前半からリラックスして折り合いもスムーズ。最後まで自分の合図を待って走れていました。先週の追い切りより扱いやすくなっていました。いい追い切りだったと思います。状態に関しては、前走を使われて上がっています。あとは操作性の問題だけでしたが、ずいぶんよくなりました。今日の追い切りについては完璧といえる内容だったと思います。

 春は結果を出すことができなかったので、この秋にかける思いは強かったです。調整過程の中で角居先生をはじめとする厩舎スタッフが馬装具を変えるなど試行錯誤してくれました。

 神戸新聞杯では前半の折り合いが非常にスムーズでした。新馬戦以来ですね、あのくらいスムーズだったのは。結果、非常に強くいい内容で勝ってくれました。折り合いについては、春の敗戦を踏まえて自分の中でも思うところがありました。この秋にまた騎乗依頼をいただけたので、それに向けて自分も調整してきました。

 菊花賞は3000m、スタートしてすぐに下り坂があるコース設定です。やはり、どの馬に乗るにしても折り合いがカギになると思います。下りは2回ありますが、最初の下りがポイントになるんじゃないですかね。 出てくる馬すべてがライバルですが、それらの動向にあわせて乗り方を変えることは今は考えていません。3000mをいかに走りきれるか、それしか考えていないですね。

 僕自身、思い入れのある血統です。シーザリオの子供で大きいレースをとりたいという気持ちは特別に強いものがあります。とくにエピファネイアは春は無冠に終わってしまったので、秋はなんとか最後の1冠をとらなければいけないな、という思いが強いです。

 前走のあと、順調にこれていますし、最終追い切りもうまくいきました。状態については申し分ないです。あとは自分がうまく誘導できれば、きっといい結果が出せると信じています。皆さん、応援よろしくお願いします」

エピファネイア、角居勝彦調教師

「春は折り合いをつけるのが課題でしたけど、神戸新聞杯は休み明けで特に力みやすい競馬でしたが長い距離をしっかり祐一くんがコントロールしてくれました。

(折り合いをつけるために馬具を工夫する過程で)少しずついろいろなハミを試していたんですが、最終的にリングハミで舌を縛るのが効果がありました。(菊花賞での馬具装着も)同じパターンになると思います。

(菊花賞を目標に置いたのは)春に戦ったメンバーが菊花賞を目標としないことが早めにわかったので決めました。血統的に距離はじゅうぶんこなせる、あとは折り合いだけだと思っていました。厩舎として技術を高めるためにも菊花賞を選択しました。

 秋になり、時間(を経過したこと)で大人になった部分はたくさんあると思います。肉体的には春にある程度完成していたので、見た目は特に変わった感じはしません。

 (母親であるシーザリオとの比較は)勝ち気な気性は似ていますね。 ただ、ゆったりと縦に長い体型など、違う部分のほうが圧倒的に多いですね。パワフルさは共通していますが、女の子と男の子の力強さは違いますんでね。シーザリオエピファネイアの調教をつけているのは同じ子(岸本助手)なんですけど、さすがに乗っていて『(エピファネイアは)結構、大変ですよ』と言っています。

 レースのポイントは、やっぱり折り合いでしょうね。祐一くんの手がしびれるまで頑張ってもらいたいと思います。

 エピファネイアはお母さんの傑作ですからね。三冠の最後のレースでチャンスをいただけたので、あのお母さんの子供である証拠を見せてもらいたいと思います。ぜひ競馬場に見に来ていただけたらと思います」

フルーキー、角居勝彦調教師

「今朝の追い切りは芝の3頭併せで後ろからいきました。動きはよかったです。 素質は早いうちから感じていました。使うごとによくなっていましたね。お父さんは短距離血統なので果たして3000mはどうかという思いもあります。でも、前半は上手にエネルギーを抜いて走れていますし、乗り手の指示がくるまでスパートをかけないという馬ですからね。距離の克服はできると思います。

(京都コースについては)やってみないとわかりませんね。(レースの鍵は)仕掛けどころだけだと思います。あとは血統的に最後まで走りきれるかどうかですね。道中、うまく立ち回ってくれればと思います。状態はフルーキーの中で一番というところまできています」 (取材・写真:花岡貴子)

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