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エピファネイア圧勝で最後の1冠を奪取!福永牡馬クラシック初制覇!/菊花賞

  • 2013年10月20日(日) 20時00分
 20日、京都競馬場で牡馬クラシック3冠レースの最終戦、菊花賞(3歳・牡牝・GI・芝3000m)が行われ、序盤は先頭争いをする2頭を見る形での3番手で進め、2周目3コーナー手前で2番手に上がった福永祐一騎手騎乗の1番人気エピファネイア(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)が、直線に入って逃げる3番人気バンデ(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)に持ったまま並びかけ、追い出しを開始。そこからはグングンと後続を突き放して、中団から脚を伸ばしゴール前でバンデを交わした5番人気サトノノブレス(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)に5馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは3分5秒2(不良)。

 サトノノブレスからクビ差の3着はバンデ。なお、道中最後方でレースを進めた2番人気マジェスティハーツ(牡3、栗東・松永昌博厩舎)は、末脚不発のまま13着に終わった。

 勝ったエピファネイアは、父シンボリクリスエス母シーザリオその父スペシャルウィークという血統。春は皐月賞、ダービーで共に2着と、あと一歩のところで涙を飲んだ。その皐月賞ロゴタイプ・ダービー馬キズナともに不参戦が決まり、何としても負けられない最後の1冠へ向けて出走した秋緒戦の神戸新聞杯では、課題だった折り合い面をクリアして完勝。圧倒的人気を集めた本番のここでは、序盤こそやや折り合いに苦慮した様子が見られたものの、あとは万全といっていい内容でついに念願のGI制覇を果たした。また、鞍上の福永祐一騎手にとっても、これが初めての牡馬クラシック制覇となった。

【勝ち馬プロフィール】
エピファネイア(牡3)
騎手:福永祐一
厩舎:栗東・角居勝彦
父:シンボリクリスエス
母:シーザリオ
母父:スペシャルウィーク
馬主:キャロットファーム
生産者:ノーザンファーム
通算成績:8戦5勝(重賞3勝)
主な勝ち鞍:2013年神戸新聞杯(GII)

【勝利ジョッキー・福永祐一騎手のコメント】
 強かったですね。3000mの距離で下りを二回通るコースなので簡単ではないと思いましたが、うまく我慢してくれて一番良い形で勝てました。スタートは馬が集中してトップスタートを切ることができ、あとは前に行く馬を行かせて良い位置を取れ、折り合って完璧に乗れたと思います。下りとスタンドのお客さんの歓声で少しエキサイトしましたが、そこから折り合ったのが春からの成長だと思います。

 今後もこのような距離でという馬ではありませんので、3000mのここを使ったということは勝ちに来たということですし、勝たなければいけないと自分にも言い聞かせました。馬場も気にせず、ムチも使わずに勝てて本当に強かったです。

 春は2400mで折り合わなかったのですが、トライアルの2400mをクリアして、(今回の)3000mで折り合わせることができて、自分にとっても自信になりました。これからは古馬の強い相手との戦いになりますが、それらも打ち負かして、途中で引退して勝てなかった母シーザリオの分まで勝っていきたいと思います。

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