9日、中山競馬場で行われたガーネットS(G3・ダート1200m)は、
福永祐一騎手騎乗の3番人気
メイショウボーラー(牡4、栗東・白井寿昭厩舎)が、好スタートから道中は3番手を追走すると、後方から追い込んだ最低人気(16番人気)
エンゲルグレーセに3馬身差をつけて逃げ切った。勝ちタイムは1分10秒2(良)。さらにクビ差の3着には3着
サミーミラクルが入った。馬連177,240円、馬単218,710円、3連複132,060円、3連単は
JRA史上2番目、重賞では史上最高となる2,057,180円となった。なお、2着
エンゲルグレーセの複勝は7,620円。2番人気
アグネスウイングは6着に敗れた。
勝った
メイショウボーラーは、
父タイキシャトル、
母ナイスレイズ(
その父Storm Cat)という血統。半姉の
ニンナナンナ(
父Unbridled's Song)は
JRA通算3勝を全てダート1000mで挙げている。03年7月のデビュー戦(小倉・芝1000m)を快勝すると、
フェニックス賞(OP)、
小倉2歳S(G3)、
デイリー杯2歳S(G2)を連勝。暮れの朝日杯フューチュリティS(G1)では1番人気ながら
コスモサンビームからクビ差の2着に惜敗。去年は
皐月賞、
NHKマイルC(共にG1)、
スワンS(G2)でそれぞれ3着に入っていたが、勝ち星を挙げるには至らなかった。初のダート戦となった今回が約1年3ヶ月ぶりの勝利となった。通算成績13戦5勝(重賞3勝)。自身もダート戦3戦3勝だった
タイキシャトルは、初のダート重賞勝ち馬を輩出した。
鞍上の
福永祐一騎手は、同レース初制覇で今年
JRA重賞初勝利。
JRA重賞は通算36勝目。管理する白井寿昭調教師も同レース初制覇。
JRA重賞は
アグネスウイングで制した昨年の
シリウスS(G3)に続き、通算35勝目。