11日、7日に行われたダート競走格付け委員会で、04年度のダート
グレード競走最優秀馬に
アドマイヤドン(牡6、栗東・松田博資厩舎)が選定された事が判明した。
アドマイヤドンは03年度に続いての受賞で、このタイトル初の2年連続での受賞となった。
アドマイヤドンは
父ティンバーカントリー、
母ベガ(
その父トニービン)という血統。母は
桜花賞、
オークス(共にG1)を制した2冠牝馬で、半兄は04年に急死した99年ダービー馬
アドマイヤベガ(
父サンデーサイレンス)。
04年度は、2月の
フェブラリーS(G1)から始動。圧倒的1番人気(単勝130円)に応えて快勝し、3月にはドバイワールドC(首G1)に出走するが、8着に敗退した。遠征帰りの
帝王賞(交流G1)を制した後、
マイルCS南部杯(交流G1)に臨むが2着に惜敗。しかし、その後
JBCクラシック(交流G1)をレコード勝ちし、史上初の同一G1・3連覇を達成すると共に史上3頭目となるG1・7勝目を挙げた。その後、
ジャパンCダート(G1)で2着、約2年2ヶ月ぶりに芝のレースとなった
有馬記念(G1)で7着に敗退した。04年、ダートG1・3勝で、通算成績は22戦10勝(うち地方6戦5勝、海外1戦0勝、重賞8勝)。