4日、金沢競馬場で第13回JBCスプリント(GI・3歳上・ダ1400m・1着賞金6000万円)が行われ、道中は3番手で進め、4コーナーで先頭に並びかけた後藤浩輝騎手騎乗の1番人気エスポワールシチー(牡8、栗東・安達昭夫厩舎)が、直線に入って抜け出し、最内を突いて伸びてきた5番人気ドリームバレンチノ(牡6、栗東・加用正厩舎)に1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分27秒1(不良)。

　さらに1/2馬身差の3着に3番人気セイクリムズン(牡7、栗東・服部利之厩舎)が入った。なお、2番人気タイセイレジェンド(牡6、栗東・矢作芳人厩舎)は7着に終わった。

　勝ったエスポワールシチーは、父ゴールドアリュール、母エミネントシチー、その父ブライアンズタイムという血統。前走のマイルCS南部杯では一度も並ばれることなく逃げ切って連覇を達成。今回はマイルCS南部杯で復帰後初GI制覇を果たした新パートナー・後藤浩輝騎手とともに好位からの抜け出しを決め、GI連勝を飾った。また、この勝利でエスポワールシチーは、これまでヴァーミリアンが持っていたGI最多勝記録(9勝)に並ぶこととなった。

【勝ち馬プロフィール】
◆エスポワールシチー(牡8)
騎手：後藤浩輝
厩舎：栗東・安達昭夫
父：ゴールドアリュール
母：エミネントシチー
母父：ブライアンズタイム
馬主：友駿ホースクラブ
生産者：幾千世牧場
通算成績：39戦17勝(重賞12勝)
主な勝ち鞍：2009年ジャパンカップダート(GI)