3日、1月26日の調教中に右前蹄骨を骨折した
スパイキュール(牡5、美浦・
藤沢和雄厩舎)が、2日に再検査を受けた結果、競走能力喪失と診断され、引退することが分かった。今後は種牡馬入りの方向で話が進められている。
スパイキュールは、
父サンデーサイレンス、
母クラフティワイフ(
その父Crafty Prospector)という血統。半兄に95年の
マイラーズC(G2)を勝った
ビッグショウリ(
父ノーザンテースト)、
中山グランドジャンプ(JG1)を勝利した
ビッグテースト(
父ノーザンテースト)が、甥に昨年の
アルゼンチン共和国杯(G2)の覇者
レニングラード(
父トニービン)、ラジオたんぱ賞(G3)2着の
カンパニー(
父ミラクルアドマイヤ)などがいる。
03年8月の未勝利(函館・芝1800m)でデビューして2着。中2週で臨んだ未勝利(札幌・ダート1700m)を勝ち上がるが、その後、芝では6着、9着と奮わなかった。しかし、ダート戦では非凡な才能を見せ、04年9月の500万下(札幌・ダート1700m)から12月の
ベテルギウスS(阪神、OP・ダート1800m)まで破竹の5連勝を成し遂げるなど、ダート戦は7戦7勝と負け無しだった。通算成績10戦7勝。