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サトノノブレスが逃げ切り、鞍上ルメール「スタミナがあることは分かっていた」/日経新春杯

  • 2014年01月20日(月) 12時00分
 昨年の菊花賞2着馬が猛追をしのぎ切った。「第61回日経新春杯・GII」(芝2400m)は19日、京都11Rに16頭で争われ、2番人気のサトノノブレス(栗東・池江)が2分24秒4のタイムで待望の重賞初制覇。中団追走から強烈な切れ味を見せた1番人気アドマイヤフライト(2着)との内外離れた攻防を首差で制した。さらに1馬身1/4差の3着は4番人気のフーラブライド有馬記念で4着に健闘した3番人気ラブイズブーシェは8着だった。

 仏の名手のエスコートが光った。最内枠を生かしてラチ沿いを2番手で運んだが、向正面で早くも先頭に立つ。そのまま余力十分で直線へ。最後は外から強襲した2着馬をきっちりと首差封じた。初コンビのルメールは「調教に乗って、長くいい脚が使えることとスタミナがあることは分かっていたので信じて乗った」と満足げな表情を見せた。

 ハイタッチで殊勲の鞍上を出迎えた池江師は「ようやくやね。去年は空振りばっかりやった。セリでも目立っていた馬だし、メジロ牧場生産馬最後の世代の馬で勝てたのもうれしい」と満面の笑み。昨年末に6冠馬オルフェーヴルが引退したが、厩舎の勢いが衰えることはない。中山金杯オーシャンブルーに続く今年の重賞2勝目に「オルフェの分は1頭では無理かもしれないが、5頭くらいで支えていければ」とうなずく。今後は前哨戦を挟んで、天皇賞・春(5月4日・京都、芝3200m)へ。14年も“チーム池江”が競馬界をリードする。

提供:デイリースポーツ

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