JRA騎手課程30期生の卒業式が4日、千葉県白井市の競馬学校で行われた。今年は6人が卒業。6日の合格発表を経て、早ければ3月1日にデビューを果たす。
父に現役で活躍中の木幡を持つ初也君も門出の日を迎えた。技術が優秀な生徒に贈られるアイルランド大使特別賞を受賞。素質豊かな2世ジョッキーは、「どんな癖馬でも乗りこなせる自信があります。デットーリ騎手のように世界で活躍できるようになりたい」と壮大な夢を口にした。
「オレより上に行かないとトップは狙えない」と長男に“父超え”を命じた木幡も、「無事に卒業できて良かったよ」と心境を明かした。現役では
横山典弘-和生に続く2組目の親子ジョッキーが、競馬界を盛り上げる日は近い。
栗東所属の小崎師の長男・綾也君は、模擬レースの総合ポイントで争うチャンピオンシップで優勝。「同期の仲間と楽しみながら、高め合うことができた」と充実の3年間を振り返った。体格の問題で自身が騎手になることをあきらめたという師は、息子の晴れ姿に感無量。「最高の親孝行だね」と目尻を下げた。
氏 名 年齢 出身 所属
石川裕紀人 18歳 東京都 美浦・相 沢
井上 敏樹 19歳 埼玉県 美浦・本 間
小崎 綾也 18歳 滋賀県 栗東・村 山
木幡 初也 18歳 茨城県 美浦・鹿戸雄
松若 風馬 18歳 滋賀県 栗東・音 無
義 英真 18歳 鹿児島県 栗東・崎 山
提供:デイリースポーツ