平成26年度の騎手免許試験合格者が2月6日午前10時に発表され、同日午後1時から美浦所属・新規騎手の共同記者会見が美浦トレーニングセンターで行われた。
各騎手のコメントは以下の通り。
石川 裕紀人(いしかわ ゆきと) 1995年9月22日生まれ 18歳 出身地・東京都 所属・
相沢郁厩舎「両親が競馬好きで、小さい頃から競馬場に連れていってもらっていました。騎手のカッコいい姿に憧れ、大きなレースを勝ちたいと思って、騎手を目指しました。ライアン・ムーア騎手のように、勝ちにこだわった競馬をして、その馬を持ってくるという騎手になりたいです。追い方も豪快ですし、ファンを魅了するところにも憧れています。新人賞はもちろん、同期の中で1番勝ちたいと思っていますし、先輩にも負けないように努力していきたいと思います」
井上 敏樹(いのうえ としき)1994年12月5日生まれ 19歳 出身地・埼玉県 所属・
本間忍厩舎「中学2年の時に母に乗馬をすすめられ、騎手という職業を知りました。この小さな体を生かせる職業に就こうと思って、騎手を目指しましました。騎乗技術はもちろんのこと、人間性もすばらしい
武豊騎手が目標です。そして
武豊騎手のように、みんなに目指してもらえるようなジョッキーになりたいです。ジョッキーになったからには、常にリーディングを目指して、特別模範騎手賞も目指して頑張っていきたいと思います」
木幡 初也(こわた はつや) 1995年4月7日生まれ 18歳 出身地・茨城県 所属・
鹿戸雄一厩舎 ※父は木幡初広騎手。
「小さい頃から父の姿を見ていて、物心がついた時には騎手の道を志していました。ランフランコ・デットーリ騎手のようになりたいです。デットーリ騎手は、初めて乗った馬でも、パッと跨った瞬間にその馬の癖を見抜いたり、道中の勝負勘など、間隔の鋭さがすごいと思います。同期に負けないこともそうですが、兄弟子の
三浦皇成騎手のように活躍したいです」
柴田 未崎(しばた みさき) 1977年6月18日生まれ 36歳 出身地・栃木県 現在は
斎藤誠厩舎で調教助手 3月以降の所属先は未定
※1996年3月1日に、1度目の騎手免許取得 2011年3月31日に騎手引退
「引退を決めた当時は、騎手として限界かなと感じていましたが、兄の大知の活躍に影響されました。もちろん、同じようにうまくいくとは思っていませんが、騎手として自分にもまだ何かできることがあったのではないかと強く感じるようになりました。騎手試験を受験することを決めたのは去年の今頃で、それ以来、体力作りと筋トレは続けてきました。学科の方も、朝の調教が終わって昼間のあいている時間と、夜に勉強をしました。
馬1頭を育てるのに、たくさんの方々がいろいろな努力をされているということが、助手を経験してものすごくわかりました。1頭1頭を大事に乗っていきたいと思います。1頭でも多く馬に乗せていただいて、1つでも多く勝てるように頑張っていきます」(取材・写真:佐々木祥恵)